utuboの雑soundcloud10年史

皆さんこんばんは。体調は大丈夫ですか。


「オモゐデ漁船 Advent Calendar 2021」12/10担当のutuboです。遅れてごめんなさい

 

 去年は自分のitunesからランダム再生して聴いた曲をレビューする、という行為をしました。評判は知りませんが楽しかったです。(なぜか公式アカウントに紹介された) 

 今年も懲りずに無駄に量のある文章をお届けします。

 

 

 pixivとかを何年も使っている絵描きさんが、古い作品をずっと残してあって、その人の絵柄や趣味の変遷が追える状態なのを眺めるのが好きなので、私も作った曲は極力soundcloudとかに残してあるのですが、その甲斐ありまして2022年でめでたくsoundcloudの最古の投稿(2012年4月30日)から10年が経ちます。わーい

 

 そんなわけでちょっと早いんですが、投稿作の中から4~5曲に1曲雑に抜き出して、曲についてとか、当時の自分が何に影響されたかとか、どんな環境でやっていたかとかを文字で雑に振り返っていこうと思うので雑に読んでいってください。

 

 

 

 

 

3 (20120430)

 

 ピアノフレーズ一本で押し通すドラムンベース。二種類のドラムパターンをスイッチして使ったり、フレーズ毎に音を増やしたり変えたりして、旋律的な知識がまだ浅い時期だけど展開を増やす努力はしている。リトリガーとかゲートみたいなエフェクトが聴こえるけど全部手打ち。

 

 すぐにウォーターランドみたいなフレーズを書いてしまうっていうツイートをしたことがあるんですが、10年前からこの癖があったみたいですね。兄がピアノで弾きまくってたのを聴きまくっていた影響です。私も真似して弾いたりしていました。

 ドとソを介して作るフレーズはベースや後半で被さるウワモノにも聴こえます。ちゃんと応用が効くことが分かっていたみたいです。こっから「間にファを挟むと」とか「レをどこかに入れるとかっこいい」とか気づいていったのでしょう。

 

 この時はまだrytmixというツールを使っています。ギルティギアとかのアークシステムワークスが作ったDSiウェアで、エンベロープすらないロンプラーとフレーズのエディタとそのフレーズを並べるシーケンサがあるっていうシンプルな構成のソフトでした。この曲が投稿としては一番古いんですが、作ったの自体は一、二年前とかだと思うし、5曲ぐらいまとめて上げたらしいので今となっては正確な時系列が分かりません。

 

 

SWAKO (20120430) +α

 

 実はやっていた東方アレンジ。これはネイティブフェイスと重いキックを早い三連符に乗せたアレンジで、蛙っぽさを出そうとしている。リハモとか構成のアレンジとかがまだ出来なかったので素直に原曲通りの展開を見せている。

 スネアが迫真すぎる、多分クラッシュシンバルを使ってる。和音のいじり方がわからなくてほぼほぼアルペジオ。この時点で3,4年くらい耳コピとかアレンジを作りまくって遊んでいたから、メロディーやコードのコピーそのものはある程度自信がついてたと思う。

 

 そうです 耳コピとかアレンジをバンドブラザーズDXでずっと作っていました。それがutubo作曲史の一番最初です。作曲始めるなら耳コピから、という言説がありがちですが、私もそう思います。自分にとって何がいい音かを説明できるようになれるのが大事だと思います

 だいたいの聴くも無惨なやつはROMに眠らせていますが、終盤に作った聴いてて微妙な顔になるような何曲かは録音してあるので、読んでくれてる方にだけ少しお聴かせします

 

カービィのエアライドのウエライド光

 

ドロッチェ団の後半の方のステージ

 

任天堂キッズだったので任天堂の曲がいっぱいありました

 

BLOCK (20120527)

 

 GBAブロック崩しゲームのBGMの耳コピ半分アレンジ半分。原曲(マジでYouTubeなんでもある)を記憶の中から引っ張り出して、自分ならこうしたい、と思った箇所に所々脚色を加えている。原曲に別段惹き込まれるような魅力が、というわけでもなく、数年前に遊んでいたゲームを懐かしむ気持ちだけで作り上げたレアめの作品。

 今明かされる衝撃の事実ですが、当時辛うじてライン録音の方法を覚えたものの、何をすれば自然なフェードアウト処理ができるのかよく知らず、DSiの音量ボタンをちょっとずつ下げることで対処していました。かわいいね

 

 関係ないけど友達とPSのアルカノイドやってるだけで死ぬ程大はしゃぎできた小学生の時の記憶は本当に思い出なのかとよく疑ってしまう

 

 

1 to 2 (20120702)


 エレピと矩形波でお送りするゆったりハウス。バンブラに入ってたエレクトリックピアノはFM!!!!!みたいな倍音がよく効いてるやつで、エレピってそういうものかと思っていたけど、KORG M01にはこんなソフトな音の素敵なエレピが入ってて、やるやん君…って感じでした。

 当時の自分にしては洒落たコード進行するじゃないの、という曲ですが、ヨシタカハードルネッサンスでやりがちな上昇クリシェの真似がやけに上手く行った結果です。この辺りからメロディーって結構書けるな、という気づきがあったような記憶がある

 

 1 to 2はBPMが122なことから。当時入り浸っていた某創作譜面界隈にいた人の名前に因みました。122BPMの曲ってないんかなーみたいなことを彼がこぼしていたのが作ったきっかけだったような気がする。今じゃ考えられんフッ軽加減ですよ

 そうです。rytmixの次はKORG M01でした。rytmixより音色に幅があって、DAWよりとっつきやすいやつ…みたいな理由で選びました。けど保存曲数が少ない。今でもプラグイン版M1は私のLogicの中でもトップクラスの使用率を誇っています。

 

 

60DTM2 (20140717)

 

 

 ドラムソロから始めてベースとアコギ、パッド、バイオリンが順番に乗っかっていく短い曲。どんなとは言いにくいけどゲーム音楽感がある。多分ちょっと荒廃したステージ。

 深夜の2時間DTMが2時間じゃなくて60分だった頃に、「バイオリンを使った曲」というお題に合わせて出したやつ。楽器がいつもよりアコースティックなのはそれに合わせたからだと思う。

 

 うっすいパッドがあると良いとか、ディケイの速いベースが好きだとか、ギター弾けないけど音置いてけば割と聴けるなとか、確信はしてないけどもしかして…?ぐらいに感じることが多くあった曲。肝心のバイオリンにはそんなに思うところはなかった。

 コード進行は当時SOUND OF GIALLARHORNのやつが好きだったので真似しました。暗い和音の流れにチラッと明るい和音が挟まっているのが大変エモーショナル。コード分からんけどメロディーに合わせてよしなに書いてけばなんとかなるでしょ…だったのが、この頃からコード分からんけどこの曲のここが好きで、あの曲にも似たようなのが使われてて、ほんでこう書いたら真似できて…ぐらいに変わっていったと思います

 オリジナルでマイナーキー作ったの実は初めて。今でも滅多に作らない。なぜかメジャーキーの方が作りやすい。

 

 

ututu (20150529)

 

 サイン波への愛を込めまくった眠そうなエレクトロニカエレクトロニカのくせにちょっとブレイクしてビルドアップしてるのが生意気(?)。I→IVのループを基調にしつつ最後の2ループでクリシェ下降にして切なくしてくるのも生意気(?)。

 

 マジ子供の時に一度聴いた無印どうぶつの森の21時のBGMが脳味噌に引っかかっていたので掻き出した感じの曲です。21時になったら\寝ろ/って言われてた自分にとってはレアな事象だったのです。最後の思い出は友達の村に遊びに行ったら上手く帰れなくなってハニワ顔にされたことです。あとこのゲームのせいで虫の羽音がめちゃくちゃ嫌いになりました

 それに加えて深夜の2時間DTMの参加作品でした。12回目の「太陽をイメージした曲」というお題。陽の光で眠くなって夢うつつな気分を再現しました、という訳でututuというタイトルにしたはず。アンビエント味の作品は結構作ってて似たような名前を付けています。プレイリストもあるので聴いてみてね

 

 

orthodoxy (20160620) +α

 

 ここに来て4つ打ちハードコア。曲名通りオーソドックスにやっているのであまり書くことがない。ブレイクが無駄に長い・サンプリングが乏しいぐらい。

 

 ここに来てなのは、偽名で曲を出す機会があったので普段書かない曲ならバレないかな、という理由。普段の作風なんかあってないような感じだったし、なんなら速い4つ打ちは過去に何回か作ってる。

 ここでやっとLogic Pro Xが出てきます(これは2か3作目)。DAWは多機能すぎて何したら良いのか分からず挫折する、みたいなのを何度か繰り返したので、腰を据えてLogicのマニュアルでシンセの構成とか勉強してました。使ったのはほぼ付属シンセで、あとDexed(フリー音源)とKairatune(フリー音源)とアーメンブレイクっていういかにもDTM初心者な編成。

 

これは別の所で使ったけどどこにも上げてないリマスタ版 そんな変わってない

 

 

ill room (20170512)


 とりあえずアシッドの音を出してうにょうにょさせたい、の一心で作ったテクノ。音はしょぼいけど2つ同時に出したら満足感がある。

 実はLogicの初作からずっとGlitch2が手放せてない。バンブラ時代からのフィルインに異常に執着する癖が連綿と受け継がれている。

 この曲もリトリガーを付点8分でかけっぱなしにする地帯があったり、アウトロに至っては耳に悪そうなスピードまでリトリガーの速度を上げ続けた上で、Glitch2内の別のエフェクトでノイズになった音をイジっている。そして最大速(256分)に到達した後にゆっくりフェードアウト。バグ感を出せたので個人的には気に入っている。

 

 ill roomはのイルーム音楽から。この頃からバグ動画に造形の深いdj daekこと部長ことナニフツウ氏(これどこまで言っていいの)が定期的にニコニコで音楽大会を開催するようになる。この曲は「ジャンルの無い音楽会」という企画に寄せたものだった。(当時の募集ツイートタグの様子)私はどうにも整った音楽ができてしまうので、界隈の雰囲気的にはもうちょっとにぶい感じの方がいいかな…と思いながらにぶめのテクノを作っていた。

 きれぼし脳界隈の音楽作れる人、作ろうとしてる人が毎回そこそこ集まり、この頃の私にとっても定期的に締切が発生する存在が有り難く、割とつい最近まで積極的に参加していた。近々またやられるようだ

 

 実はこの音楽大会向けに投稿したもので、かつsoundcloudに上げるほどじゃないな…といった作品は結構な数ニコニコにだけ上げていたりするので、くまなくチェックしたい方はユーザーページを御覧ください。 いるなら

 

 

Withering (20180201)

 

 これはジューク/フットワークを気にしながら書いたやつ。808と変な刻みとサンプリングがあればいいんでしょっていう怒られそうな解釈の下、そこ以外は普通に自分っぽく作りました。"大人"がテーマなので、もう枯れていく未来しか残されていないような寂しさをエレピっぴに当たり散らかしたら珍しくマイナーキーの曲ができました。音圧って何?

 

 Redcompass氏が主催するFOGPAKというコンピレーション企画に参加した時のもの(#18と#20に参加)。ネットレーベルドハマリ期にお世話になった所に恩返しすっゾ兼、企画というものに参加する実績解除をしたい、という2つの目論みがありました。素敵な機会をありがとうございました。 ご結婚おめでとうございます(激遅) 

 実は前作があって、FrumというiOSアプリで遊んでた時に作ったFloweringという曲がそれです。Frumは変わり種のFMシンセ兼シーケンサー兼投稿掲示板みたいなソフト(運営終了済)で、自分も何曲か作って遊んでたら公式がおすすめ作者集的なのに載せてくれて嬉しかった思い出があります。素敵な機会をありがとうございました。(2)

 

 

11 in the ◇(utub◇ remix)(20180520)

 

 

 音ゲーっぽくしたドラムステップ。原曲がボス臭を放っていたのでじゃあさらにゴシックにしちゃおという意気でストリングススタッカートとかチャイムとかチェンバロとか放り込んだら良い感じにハマってくれました。音ゲーに使うわけではなかったのでしれっと3分聴かせます。

 音ゲーっぽいベースドロップは音作りの拙さに目を瞑ればそこそこちゃんと構成できることとかに気づけたのは良い収穫でしたが、これ以降そういうのを作った記憶がない。やりた〜〜〜〜〜い やれ

 あとメロディーの借用が楽しい。もっと二次創作とかやればいいのに やりた〜〜〜〜〜い やる

 

 作曲仲間のchip氏が互いの曲リミックスしようぜと持ちかけて来てくれたのが制作のきっかけ。彼は前述の1 to 2(正確にはそのセルフリミックス版)をアートコアにリミックスしてくれた。後半でメロディーに対してコードが倍取りで流れるけど違和感が無いのが良い。全体的にまず私がやらないようなアレンジを施してくれて、それだけでちょっと感激できるんだなあと感じた。

 

 

delivaa woomii (20190123)

 

 にじさんじライバーの宇志海いちごちゃんに宛てて作ったBGM。当時冬の装いだったので寒さと温かみと子供っぽさが一緒に表現できてたらいいな、といった感じ。"デリバーウォーミー"という原題に対して、ローマ字読みと英語表記をまぜこぜにした結果謎言語になったし、そもそもwarmyという言い方があるのか知らない。雰囲気雰囲気。

 ポケモンDPっぽさがあるとの感想を頂いたことがあるが、思い当たる要素としてはファインピッチと1/12のディレイあたりかなと思う。私は化石掘りしかしてなかった。

 当時いろんなライバーさんに向けて作る心持ちでいたので(結局いちごちゃんだけになった)、それぞれのキャラクターを音で出したいな〜と考えていたが、作曲で人の精神性を表現するハードルの高さに日和った私は、じゃあその人らしさを感じる音を一個決めて使おう、というちょっと簡単な方法を代わりに考えたのだった。いちごちゃんの場合はトイピアノにして、いちごちゃん関係の創作には部分的にでも入れるようにした。(これこれ

 ちょっと考えれば分かることだったが、このやり方は、悪く言えば風評被害のような必ずしも歓迎されない印象付けを楽器に与えてしまうので、このまま気乗りし続けないでいてよかったと思わなくもなかった。

 

 単純に自分がその渦中にいたからそう見えただけかもしれないが、Vtuberの視聴者が創作を始める、あるいは再開する勢いは他のコンテンツより明らかに激しく感じられ、何か特異な魅力があるのだなあと感心していた。企画でもないのに二次創作を2曲も3曲も仕上げられた異常事態に私が陥ったのだからきっと間違いない。

 

 

Noctureverb (20200402)


 SwitchのKORGGadgetで作ったやつ。ピッチ下げてどっしりさせたスネアとかシンセブラスとかミョンミョンしたベースで思いっきり古臭い感じにしたかった。この時Funkacityシリーズを聴いてたからだと思う。KORG製品のデモソングってこんなんじゃない?(偏見)

 2:06の進行が出てきたのは個人的に奇跡の産物だった。ただの和音の平行移動(パラレルモーションって言うんですね)がマンネリを打破してくれることは多い。ボイシングをいじると神々しさすら出てくるし、レイブスタブみたいに扱えばアホアホになるような二面性が魅力的。

 

 私は「作曲できるゲーム」に育てられたせいか、ゲーム機でやる作曲というものにしか刺激されないモチベーションのようなものがずっと存在している気がする。作曲始めたいけどDAWに敷居の高さを感じているなら私はこいつから始めるのも全然ありだと思っています。耳コピからやってみよう。

 

 

bibital orbital (20201104)

 

 

 BMSのデカいイベントに出したエレクトロ。音ゲーならばと忙しいメロディー、(比較的)落ち着きのない展開、数を盛ったトラック等を重ねて頑張って密度の高い作品にした。一度使ったメロディーをちらほら使い回す(アニメの劇伴とかに多い)のが好きなのでこの曲は結構その手法を使っている。

 Spireが扱いやすくてこの頃からよく使うようになる。理由はよく分からない。ベースの倍音の混ざり方が気に入っている。

 実は作り始めた時期はもう一年ほど前で、とんすひとチュウニの公募が被っていた時にどっちかに出そうと考えていたのだが、その時は0:50から何も展開が降ってこなくて泣く泣く頓挫したのだった。

 

 基本的にBMSは譜面とBGA(私の場合は超簡単なアニメ)まで自分で作るのだが、今回は一枚絵のBGIになったのが残念だった。BGAは2枚だけ使ってもアニメーションしてると映え方が全然違うので侮れない。

 音と映像etc.の総合芸術みたいに考えると難しいけど、音ゲーのおまけですぐらいに捉えたものでも投稿するだけなら受け入れてくれるのでBMSは懐が広い…ように思える。

 

 

mgwsan_OP_ED (20211123)

 

 Twitchでゲーム配信してるmgwsanさんからご依頼頂いて作った開始画面と終了画面に使うBGM。OPはちょこまかとした可愛い感じに、EDは寝る前のぼんやりした感じにしてみた。というかEDは似非ローファイヒップホップ。ジャンルの雰囲気の意識度はWitheringと同じくらい。ピアノトラックはお気に入り。

 ローファイ感はRC-20に一任。別にローファイ用途じゃなくても単にちょっとしたエフェクトセットとして使い勝手がとても良い。あと見た目が良い。

 気がつけば虹色UIのプラグインばかり重宝させているのである(Chromaverb,Glitch2,XO,RC-20,Manipulatorはよく使う)。無意識に見た目を重視してるのかもしれない。音質の違いとか本当に全然分からないし。おすすめ虹色UIプラグイン情報お待ちしてます

 

 それまでBGMを想定した曲はいくつか作ったけど、音量バランス的にはしっかり聴かせるようなインスト楽曲のそれだったりして、場に馴染ませる気がないのでは!?と反省の末、今度はメロディーを引っ込ませ過ぎたかもしれなかった。音量バランスむっっっっず ミックスマスタリングだいきらい 編曲だけしたい 

 mgwsanさんは独特のゲームセレクトとしっとりしたお喋りが良いですね。最近人型のアバターを導入されたようです。美人〜

 

 

 

 以上です。読んでくださったらありがとうございます。10年以上やったりやんなかったりで実質積んだ研鑽は頑張ってる人の2〜4年分ぐらいなのかなと思います。DTM歴何年とか訊かれたら回答に悩むやつです。せっかく長続きしてるし腐らすのも勿体ないからね、ぐらいの理由で続けてる活動ですが、今後も無理なくやっていきたいですね。

シャッフル再生で流れた曲について書く危機十六連打

皆さんこんばんは。晩ごはんは何でしたか。

 

「オモゐデ漁船 Advent Calendar 2020」12/18担当のutuboです。

 

 オモゐデ漁船は別に音楽レーベルではないので、このアドベントカレンダーでみんなが音楽の話してる訳ではなく、お菓子やサバゲーや餓死や乳首開発について書く人もいるのは皆さん知ってると思いますが、それはそれとして私は音楽の話です。

 

 内容はタイトル通り「PC内の音楽から16曲シャッフル再生した曲について文章を書く」というものです*1

 

 書くというのは曲のことはマストとしてアーティストのこと、アルバムのこと、レーベルのこと、思い出話、自分語りなどを含みます。

 音楽やってTwitterやってるのに普段聴いてる音楽の話はあんまりツイートしてないので、このアドベントカレンダーの機会に少し多めブログに書いてみようという次第です。

  

曲目です 上から見るなりかいつまんだりしてください

 

では一曲目に行きましょう

 

In Her Eyes - Nvloap [Never Slept Volume 004]

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(曲の話)

 緻密なリズム隊を引き連れながらもジャケットの曇り空みたいにぼんやりしている2stepとfootworkの間みたいな曲。イントロのロングトーンエレピから雰囲気がガッツリ出ているし、静かなコードや残響をたっぷり含んだ声ネタでさらに引き込まれる。あとポンポンしたベースとモワモワしたベースがぼんやりしたフレーズに乗って巧みに切り替わって翻弄される。かっこいい

 

(曲の話じゃない話)

 完全に気まぐれでbandcampのレコメンドをクリックしたら行き着いたNeverSleptというオーストラリアのレーベル。全体的に150~160台BPMの付点八分四分がいっぱい付いたドライなビートが好まれている印象で、雰囲気も明るくないけど暗すぎずといった感じ。それこそfootworkみたいな色味が強い

 音楽だっつってんのに見た目で選り好みするところがちょっとあるので、その点ここはジャケの雰囲気作りもとても良くて、そういうところでも引き込まれたかもしれない 背景のめっちゃ上手な人のTwitterアカウントが上げる薄暗い背景に女の子が一人でいる絵とかが好きなタイプです

 アーティスト単体のシングルリリース等もありますが、上述もしたコンピレーションアルバムであるNever Sleptシリーズをとりあえずお勧めします。あとこれ

 

 

いい感じに滑り出していったのではないでしょうか 次いきましょう

 

moshi moshi - ilkae [4EP]

 よろよろ不安定なノイズパーカッションから始まる短いエレクトロニカ。キックが加わりエレピっぽい柔らかいシンセが乗っかり、硬くて小さいシンセがもう一個乗っかったと思ったら終わる。このメインを張っている柔らかシンセに代表されるような、ilkaeの作る虚ろな感じのメロディーが私はとても好き

 

 ilkaeは二人組のユニットだというのをさっき調べて知った。Agargaraという方がPistachio Islandというilkaeのアルバム一枚を頭から最後までリミックスしたアルバムを出していたのを知ったのがきっかけ。でも私ilkaeは昔お試しに数枚だけ他のアルバムをダウンロードしたっきりなのでAgargara氏のRemix版は愛聴してるのに原曲版を聴いたことがない。なんてやつだ。今ilkaeのフルデジタルディスコグラフィーをカートに突っ込んだ

 

 

もしもしってタイトルかわいい 次行きましょう

 

drip of <mars> - iroha [☆24EFFECTS☆]

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☆ 24EFFECTS ☆

 ゆめにっきより火星さんのイメージトラック。作中の火星さん空間で用いられるピアノフレーズをベースに、ビートやFXが乗っかったオーソドックスなアレンジ。ピアノの残響のように重なる歪んだパッド、6/4拍子の原曲より不安定な7/4拍子、何かの存在を思わせるような呼吸のように響き渡るノイズ、無機的な曲調の中にうっすらと感じる起伏、等を併せて耳に放り込むと、あの冷たくて暗い空間、何より火星さんの歪なシルエットと色彩が思い浮かぶこと間違いなし。そもそもゆめにっきのほとんどなにもかもが歪ではある

 

 四名のボカロPが作り上げたゆめにっきトリビュートインストアルバム。全体的にあまり変化球は見せず、原作のイベントが起こるマップの雰囲気を忠実に、しかし確かなクオリティを以って展開されるので特に言い淀むことなく好きならこれ聴いとけって言える。フリーダウンロードなのでぜひ

 原作やってないけど二次創作はいっぱい食べた、という狼藉を働いた作品は数知れずで、ゆめにっきも動画勢終いだったが、easywineの存在を知ってから、罪滅ぼしのように2っきを遊んだことがある。でも沼が深そうだったので片膝ぐらいで抜け出した かめりあさんが参加しててあ〜ってなった

 

 

そういえばリメイク版とかあったな 黒井しばちゃんがやってた 次いきます

 

Indigo Bird - Sana Feat. 猫叉Master [Raindrops]

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Indigo Bird

Indigo Bird

  • 猫叉Master
  • J-Pop
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes

 猫叉さんの1stアルバムから。鳥になりてぇ気持ちをスローテンポなワールドエレクトロニカに乗せたポップス。コナミコンポーザーはアルバム作るタイミングでもないとこういうおおきなこえでみたいな曲はそう何度も作れないだろうから貴重。猫叉シンセの一つでinfinite caveに使われていたオーボエの突然変異体みたいな音のシンセがサビから入ってくるのが特徴的。

 サビのメロディーはスケールを登ったり降りたりしていて、感情に訴える力が強く出てくる(ような気がする)。ただのドミソにレを混ぜると印象が柔らかくなるのと似ている。

 

 tori-no-kimochiとか、nightbirdシリーズとかあるし、猫とかアルパカより鳥の印象が強いんだけど、でも猫叉さんのあのコンテンポラリーでワールドで時折ドラムンベースな感じに合うのが何かって言ったら猫とかアルパカより鳥とかなのよね。

 Sanaさんはつい最近生で目にする機会があった。SHOXXXXという音ゲーメインのクラブイベントがあり、彼女がゲストに呼ばれ、PAPAYAPA BOSSAを収録したときの話とか、生歌を聴かせたりして下さった時があった。客層が古参寄りなのでMiracle Moonのコールが完璧だった。楽しかった。

 

 

SHOXXXX、唯一リピートしてるクラブイベントです。たのしいよ  次行きましょう

 

Hanabi - Nhato [EDP presents ravemania]

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Hanabi

Hanabi

  • Nhato
  • ダンス
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

 IIDXのレギュラー陣の一人であるNhato氏が送るバキボキのエレクトロ。何気に音ゲーではあまり作らない曲調かも。Hanabiが映えるようにオリエンタルにハモリ散らかすメロディーと打って変わってワルそうなベースが交互に流れてブチアゲ花火になる(?)。 

 

 EXIT TUNESからRyu☆が設立したEDPなるレーベルから出たコンピシリーズ。raveと言いつつフリージャンル。メンツの良い同人CDみたくはある。メンツの良い同人CDが好きならおすすめ。

 クラブの音楽作る人ってキックがベースシーケンスが音圧がといった感じでやっぱりそっち方向に強く鍛えられているのだが、これに音ゲーの文脈が混ざると強い人はメロディーとかコードとかにも相当スキルポイントが割り振られててどっちも好きな人的にはもう非の打ち所がなくなるのだ 

 

 

突然のパリピ 次行きましょう

 

Spit On Your Rave - JAQL [Retourne]

 個人レーベルHALLEY LABS(元LapFox Trax)を運営するemma氏の数多あるアーティスト名義の一つであるJAQLのトラック。footwork的に刻まれる複雑で歪んだキックとクラップにワブルベースを乗せた治安の悪いビートの上からクワイヤが転がり込んで来る。このsus4のせいでシリアス成分が増幅された状態でスラム街と衝突するので、ハードでありながら厳つい雰囲気が生まれている。

 

 JAQLは氏の活動初期の頃の名義で、アルバム名の復帰・帰還を意味するフランス語の通り、4,5年ぶりの出番だったらしい。当時はHipHopを作ったときに付けられる名義だったが、作風がDubstepに寄るようになり、それ専用の名義(Klippa)にリリースが移ってからは音沙汰が無くなった。今回のリリースから、その後も稀にコンピに名前が出てくるようになる。*2最近は遅いハーフステップを作る機会自体が珍しく、Klippaすら出番がレアである。

 

 

HALLEYは大好きなレーベルなので書き出すと止まらなくなりそうです だけど次だ

 

Starlight Fantasia - TAG [NOSTALGIA Music Collection ~Op. 1~]

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Starlight Fantasia

Starlight Fantasia

  • provided courtesy of iTunes

 DDRからTAG氏によるトランシーできらびやかなインストポップ、がノスタルジアへ移植されたもの。この曲のようにピアノがメインではない原曲だと、ノスタルジア版ではそれらしく大胆にアレンジが加わったピアノが入ったりするが、この曲はリードシンセをひたすらなぞっている無難なアレンジである。しかしピアノが聴こえるだけでもジャケットの冬っぽさがより感じられる。

 イ短調を中心に同じ調号のハ長調に変わってまた帰ってきたりするが、終盤ではルートが一緒のイ長調に変わる。どちらも比較的分かりやすい長調へのアプローチだとは思うが、印象の変わり方は結構違って聴こえて面白い。

 

 ノスタルジアはピアノの音ゲーであるため、サントラに収録された移植曲はもれなくピアノトラックが加わっていたり、曲によってはピアノソロになっていたりという贅沢仕様である。KOUYOUという曲なんかは元が短尺すぎるのでアウトロの前にピアノソロ地帯が新設されたりしている(それでやっと二分弱)。

 

 

 皆さん知らないかと思いますが私は音ゲーマーです 次行きましょう

 

FIèVRE - Darius [B-SIDE the WAYSIDE]

  ゆめにっきアレンジとHALLEY LABSの楽曲が別々に出てきたが、偶然にもこの曲はHALLEYのゆめにっきアレンジ。ジャケットにも描かれている、ゼンマイ荒野地帯で見られる目に悪い映像(通称サタデーナイトフィーバー)で聴こえる音楽を皮切りにアシッドの効いた無骨なテクノが展開される。途中からエレピ混じりの砕けたリズムに変わるのが大変に格好良い。他にも原作要素としてワープ迷路のワープ音、クラゲの鈴の音などが聴こえる。パッドの和音は屋上飛行イベントのBGMのようにも聴こえる。

 

 ゆめにっきはBGMもSEも独自に作られていて単調な音が多く揃っているのでサンプリングとしてとても扱いやすい。全部ゆめにっきの音でアルバム一つ作った人もいる。

 DariusはHALLEYでメインに使われる名義の一つ。ハードサウンドの多いHALLEYの中で、フュージョンプログレ、テクノ等、理性的(?)な曲調のジャンルを受け持ちがち。他の名義との合作の形態を取られることも多く、もう片側の単体名義楽曲と比べてどこか引き締まった雰囲気を感じ取る事ができる。

 

 

HALLEY二曲目 次から折り返しです

 

エリンギのエクボ - NAMCO BANDAI Games Inc. [太鼓の達人オリジナルサウンドトラック「サントラ2008」]

 

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 太鼓初期の歌物プログレロック、以降この作曲者・ボーカルの組み合わせはミカシリーズとしてナムコオリジナルにおいて独特のポジションに立ち続ける。ボーカルの人については当時のナムコ社員であることぐらいしか情報がなく、歌方面の来歴が分からないが、どことなく歌い慣れしてないんじゃないかと思わせる不安定さが癖になる。変拍子の曲はリズムの解釈に意識を向けるのが楽しい。

 

 初収録作品はCSの2作目であり、私の音ゲー体験初期を構成するソフトの一つである。そして私に変拍子を初めて意識させた曲でもある。変な曲、ぐらいにしか思ってなかったけど

 えっこの曲こんなに難しかったっけ……もっとパッとしない譜面の印象しかなかった……あと記憶の大半がゼビウス体操と太陽もヤッパッパーに持って行かれていた。動画観てたらあの太鼓初期特有のガビガビの画面が懐かしく感じた

 

 

今でもアイマスコラボとかあるとACをたまにやります 次行きます

 

Nilgai - Syzfonics [AD:Electronic Dance 3]

 syzfonics氏のエレクトロハウス。一度ドロップに入れば、多彩な音色、少しずつ違う顔を見せるメロディー、幾多ものフェイントが仕込まれたシーケンス使いに翻弄されっぱなしである。ブレイクダウンにおいても抜かりなく、個性的な旋律やM1ピアノの清涼剤が用意されており、全体を通して聴き所に溢れた造りになっている。ニルガイは牛の一種。

 

 同人サークルDivers SystemからEDMを集めたコンピレーション第三段。各々の得意ジャンルで勝負する人、普段よりEDM色強めに攻める人、お皿を数える人、フグ田家になりそうな人等多種多様なサウンドが入り乱れる。

 syzfonics氏といえば個人的にはボルテのProfessionだが、氏の作風としては概ねああいった爽やかで凝った進行とメロディーが聴こえるEDMがメインであるように感じる。

 

 

気づけば私のCD棚はDiverseで一杯でした 次いきましょう

 

kodama - かめりあ [MEGANTO METEOR]

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kodama

kodama

  • かめりあ
  • エレクトロニック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 かめりあ氏の和風ダブステップ。サブベースマシ。同ジャンルのyamabikoを知っているならニヤリとする要素あり。yamabikoは優美なメロディーでしっかりと雰囲気作りをしてドロップに持ち込むが、この曲は比較的単刀直入に斬り込んでいく美味しいとこ取りスタイル。

 

 コンスタントに同人作品を製作していたかめりあ氏による入魂のメジャー1stアルバム。これまで同人作品や音ゲー提供曲で展開していた種々の音楽的世界観をある程度ピックアップして改めて自己紹介的にまとめ直したかのようなかめりあ氏入門に最適な一枚となっているように感じる。

 

 

音圧の暴力に晒されたい貴方に 次いきましょう

 

Etude - Nhato [Etude]

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Etude

Etude

  • Nhato
  • ダンス
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes


 Nhato氏(本日二曲目)のアルバム表題曲であるスラップベースがベシベシに効いたコンプレックスなエレクトロ。主題のメロディーを丁寧にリフレインしてここぞというタイミングで太いシンセで一気に高い音まで持っていくのがめちゃくちゃ気持ちいい。

 ダンスミュージックにしては珍しく、ベースがIVから帰ってこないまま終わる。これからの行き先を感じさせるようなアウトロで、アルバムのエンディングを華々しく飾っている。

 

 基本的には方々のインプットの寄せ集めで創作は出来ると思うが、私はEQの役割もよく知らなかった頃に、8割ぐらいNhatoさんの影響で作ってしまった曲が一つだけある。何故一つだけで済んでしまったのか。メロディアスさ加減とかやたら多彩なフィルインから頑張った痕跡が伺える。

 EQは今もよく分かってない。音楽わかんない。あえあえあい

 

 

あの時はサイドチェインコンプの勉強で1週間飛びました 次いきましょう

 

scramble - Mayhem VS Darius [EVERYDAYS01 ~january~]

 HALLEY LABS(本日三曲目)から、MayhemとDariusの合作名義によるゴアゴアでアシッディーでフルオンなサイケ。少ないパターンでやりくりしたり、フィルターをよく効かせているあたりにリアルタイムパフォーマンスの趣を感じる。5度ユニゾンは正義。

 

 今年頭から三ヶ月ほど続いたemma氏の(ほぼ)一日一曲シリーズ。手の混んだ造りにはあまり適さない制作時間である故に、聴き流しに適しているような、テクノ、アンビエントノイズ、チップチューン等が多く集まる。各曲の歌詞欄にはコメントが残されている。実機チップチューンやハードシンセやペダルボードを駆使している様子が伺え、ガジェット類への精通っぷりが見られる。短時間作曲の手段としてはさぞ心強いだろう。ちなみにこんな配信もしている。

 アシッドは何回か扱ったが、私は完全に舐めてかかってしまっていた。何回かじゃなんも分からんというか、普通に凝ったリードシンセを一つ作るぐらい手を掛ける余地が存在するなあと思った。特にあのそれっぽいフレージングはちゃんとそういう分野の音楽を分析しないとダメ…な気がする。TD-3さわさわしてみたい

 

 

私は月一すら危うい 次行きましょう

 

Deep Space - Calla Soiled [Lucoq]

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 分解系レコーズから、IIDXへの収録が記憶に新しいcallasoiled氏の作品。私はしっかり古参ヅラしていく氏にしては珍しいエレピや生ドラムっぽい音が特徴的だが、後半になるとブレイクビーツやリースベースに取って代わり、普段の作風に比較的近い一面が現れる。Spaceの名を冠しつつ、スペーシーな雰囲気はこの曲どころかアルバム全体に及んでいて、じっと聴いてると丁度心地よいぐらいの圧力のようなものを感じる。

 

 人は初めて見たネットレーベルを親と見なす生き物で、私にとってそれはアルテマレコーズ分解系レコーズであった。界隈の中心にあるのはここら辺のレーベルなのだろうと勝手に思いながら既に十何個と出ていたリリースを漁っていた。それぐらい適当に、しかも相当遅れを取ってネットレーベル文化に触れ続けていても気づけば私の音楽的な構成要素は結構な割合でネットレーベル由来のものになっていた。そして全ての元凶はgentle stress wobble rmx / fu_mouなのであった。結局音ゲーである

 

 

最近急に顔出し生放送し始めてびっくりした 次行きましょう

 

Loop 2.07 - Yaporigami [Loops 2.0]

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  Hz-recordsからYaporigami氏の二作目のリリース。HzらしいノイズもりもりのIDMではあるけど、雰囲気としては珍しくインダストリアルな感じで、脳の気持ちいい所がより一層刺激される。ちょっと盛り上げておいてそのままフェードアウトするのも潔くて好き。

 

 Hzも私がネットレーベルに触れる過程で知った所の一つではあるが、ここに関してはそういった時期より前に、CD流通してる一枚を兄から貸して貰った事があった。tofubeatsとかよく聴いてるらしいので、兄は兄なりの入り方をしていたんだろうなと後々思っていた。

 

 

 次で最後です

 

秘密のトワレ -Midnight Lab Remix- - Taku Inoue [THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS TO D@NCE TO]

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 デレマスの公式リミックスアルバムより、イノタク氏が秘密のトワレをぶっ壊しアレンジ。アイドルソングとしては聴き馴染みのないような、それでいて志希ちゃんを完璧に表現したササキトモコ氏の原曲に対して、アイドルソングのリミックスとしては聴き馴染みのないような、それでいて志希ちゃんを完璧に表現したリミックスになっている。極端なビートの密度差と、それに対する違和感を全く感じさせないアレンジは流石のイノタク氏だと思う。ボーカルは借りても、展開やコードワークは借りず、上手く自分の分野に引きずり込んでリミックスを成立させる人にとても憧れる。わたしもやりたい

 

 5thライブの物販限定グッズで後に受注通販も行っていた。周年ライブとかのセトリにはたまにここのリミックスが入ったりするが、デレステでは残弾として温存してあるのか未だ一曲も入っていない。展開が特殊な曲が多いのでゲームサイズの切り出しに悩みそう。

  5thは静岡公演だけ現地参加した。春瀬なつみさんが出るから。さわやかとエコパアリーナへのオタクパレードだけは辛うじて覚えてる

 

 

おわり

 どうでしたか。急に慣れないこと16回もするものではないですね。面白いかどうかは知りませんが悩むの込みで書いてて楽しかったです。でも次は私も大人しく今年のベストアルバム10選とかにしておきます。

 

 この記事の公開日の翌日の19土からVRChatという所で開かれるイベントのBGMを一曲担当しました。よろしければおググりください

 

じゃあね

*1:正確には(元)iTunesアプリのラブマークをつけた曲群からの再生。utuboはiTunesに入ってる音楽全体からラブをつけた曲(現在5798曲)をフィルターしてiphoneに入れて普段音楽を聴いている もちろん増え続ける utuboはサブスク音楽配信サービスをの利用を躊躇っている

*2:HALLEYにおけるコンピは体裁はコンピレーションでありながら個人制作ということになる